ちゃんタビが旅立ってから、1年半が経った。
千葉のブリーダーさんのお宅に見学に行ったり、保護猫の譲渡会に足を運んだりしながら、しばらく猫のいない暮らしを送っていた。「この子だ」と思える出会いには、なかなか巡り合えないまま、年が明けた。
2026年3月20日、神奈川のブリーダーさんのサイトで見つけた、生後1か月ちょっとのサイベリアンの男の子と、オンライン面談をした。22日に直接会いに行き、翌23日にはブリーダーさんに「この子をお迎えします」と伝えて、内金を振り込んだ。
お迎え日は、生後ちょうど2か月になる4月18日に決まった。
内金を振り込んだ翌日から、お迎えまで26日。
そのあいだに、何をどう用意したかという記録です。
これから子猫を迎える方の、何かの参考になれば嬉しい。
(出会いからお迎え決定までの話は、このサイトについてに詳しく書きました)
まず、お迎えカウントダウンサイトを作った
内金を振り込んだ翌日、まずやったのが、お迎えカウントダウンサイトを作ることだった。
用意するものは、フードでもトイレでもなく、Webサイトだった。
仕事柄、サイトを作るのは慣れている。お迎えまで、あと26日。家族で「あと何日」を共有できるページがあれば、その短い期間が、もっと特別な時間になる気がした。

カウントダウン、プロフィール、お迎え準備リスト、ブリーダーさんから送ってもらった写真のギャラリー、それから家族で投票するための「お名前投票」ページ。
半日くらいで作って、家族に共有した。
お迎え当日になると、表示が「今日がお迎えの日!」に切り替わるようにしてある。
お迎えから1週間以上経った今も、サイトはそのまま残してある。
消すつもりはない。
名前は、なかなか決まらなかった
カウントダウンサイトに「お名前投票」のページを作ったものの、肝心の候補がなかなか出てこなかった。
14年半連れ添ったちゃんタビの名前のインパクトが、強すぎたのだと思う。
あの名前を超えるもの、あの名前と並んでも違和感のないもの、を考えていると、家族の誰からもなかなか案が出てこない。
結局、名前は別のところで、あっさり決まった。
お迎えの翌日、夕食の食卓に「もずく」が出た。
酢の物のもずくだ。
それを見ながら、ふと「名前、もずくはどう?」と言ったら、家族が「それ決まり」となった。
グレーのふわふわが、たしかに少しもずくに似ている。
あれだけ深く考えていたのに、結局はあっけなく決まった。
ちゃんタビのときも、そういえばこんな感じだった気がする。
用意したもの ─ お迎え準備リスト
ここからが、実際に揃えたもの。
ひとつずつ、選んだ理由と、買ってみてどうだったかを書いていきます。
キャットゲージ:8,000円(アイリスオーヤマ)

一番悩んだのが、これ。
最初はネットでさんざん調べて、3段の本格的なケージを検討していた。中にポール型の爪とぎがついているタイプで、2万円から3万円くらい。サイベリアンは大きくなるから、立派なものを、と思っていた。
でも、よく考えると、ゲージを使うのは最初の数か月くらい。子猫が部屋に慣れて、家族と生活のリズムが合うまでの一時的な居場所だ。それなら、もう少し手軽なもので十分かもしれない。
方針を変えて、ホームセンターを覗いてみたら、ちょうどよさそうな大きさのものが1万円ほどであった。
家に帰って改めて調べたら、なんとそれはアイリスオーヤマ製品のOEMだった。本家のアイリスオーヤマ公式サイトを見ると、同じものが8,000円ほどで売られていた。
結局、本家から買った。
トイレ:1,280円 + 0円(ちゃんタビのおさがり)
新しいトイレは、アリオに入っているコジマで「子猫用デオトイレのセット」を買った。1,280円ほど。砂・シート・本体が一式そろっていて、お迎え当日からそのまま使えるのが助かった。
もう一つは、ちゃんタビが最後まで使っていたトイレ。捨てられずに残してあったものを、念のため、洗ってリビングに置いておいた。
もずくがどちらを選ぶか分からなかったので、両方を並べて様子を見ることにしていた。
結果、もずくは迷わずちゃんタビのトイレを選んだ。
このときの話は、別の記事に書いた。
パピーベッド × 2:1,380円 + 980円

寝床は、オレンジの丸いものをアリオのコジマで1,380円、アイボリーの四角いものをコーナンで980円。
ゲージの中とリビングに、それぞれ置いた。
気分で使い分けてくれたらいいな、と思っていたけれど、もずくはどちらでもなく、本棚のそばを選んだ。
このあたりも、別の記事に書いた話。
ブラシ:1,680円(コジマ)

サイベリアンは長毛種なので、ブラッシングは欠かせない。
コジマで1,680円のスリッカーブラシを買った。
子猫のうちはまだ毛が短いから、毎日でなくてもいいけれど、人に体を触られることに慣れさせる意味で、お迎えしてすぐから少しずつブラッシングするようにしている。
もずくは、はじめのうちは嫌がったけれど、何回かやるうちに、お腹を見せて仰向けで受け入れてくれるようになった。長毛種を飼うのは初めてなので、これが続くようにしたい。
ちなみに、コームはまだ買っていない。
いいものは結構な値段がするので、しばらくはブラシで様子を見ようかと思っている。
キャットフード:6,042円(オリジン)+ ロイヤルカナン

フードは、ブリーダーさんから「これを食べていました」と教えてもらったオリジン オリジナルキャット。
Amazonで1.8kgが6,042円。なかなかいいお値段だ。
食べているものを変えると、子猫はお腹を壊すこともあるらしい。だから、しばらくは同じものを続けてあげるのが安心だ、と聞いた。
もうひとつ、引き取り当日にブリーダーさんのお宅で、ロイヤルカナンのキャンペーンに登録するとキトン用のキャットフードがもらえる、というご案内をいただいた。せっかくなので、その場でサイト登録をして、サンプルをいただいた。今はオリジンと、このキャンペーンのフードを、ローテーションのように使っている。

給水器:1,331円(リッチェル)
給水器は、Amazonで「リッチェル ドッグウォーターディッシュ S」を1,331円で購入。ボトル付きで、ゲージに取り付けられるタイプ。
床置きのお皿だと、子猫がひっくり返してしまったり、毛が入ったりする。これは衛生的だし、こぼれる心配もない。給水量も目で見て分かるのが便利だ。
ゲージの中だけでも、ベッドのそばにこれが一つあれば、水のことは安心していられる。
16年前から残しておいてよかったもの
新しく買ったものとは別に、ちゃんタビと過ごした時間のなかで残してあったものが、今になって役に立った、というケースもいくつかあった。
キャリーバッグ(2010年購入)

もずくをブリーダーさんのお宅から連れて帰るときに使ったキャリーバッグは、2010年にちゃんタビ用に買ったもの。
動物病院に通うときに何度も使ったキャリーで、もう16年もののはずだ。
古いけれど、まだしっかりしている。
取っておいてよかった、と素直に思った。
ちゃんタビのトイレ
これは前に書いた通り。
もずくが、迷わずこちらを選んだ。
爪とぎポール

これも、ちゃんタビのものだった。
背の高いポール型の爪とぎで、ちゃんタビが気に入って、よく爪をといでいた。
ちゃんタビが旅立ったあと、これだけはなんだか捨てられなくて、リビングの隅に1年半、ずっと置きっぱなしにしてあった。
もずくが来てから、それを使うようになった。
小さな前足で、まだ届かないくらいの高さなのに、一生懸命爪をたてている。
残しておいてよかった、と思うものが、こうやって少しずつ増えていく。
カウントダウンが0になった日

2026年4月18日、生後64日目。
カウントダウンサイトの表示が「今日がお迎えの日!」に切り替わった日。
3月の見学のときは電車で行ったけれど、お迎えの日は車にした。
16年前のキャリーバッグを助手席に置いて、神奈川のブリーダーさんのお宅へ向かった。
もずくは、帰りの車のなかで一度も鳴かなかった。
家に着いてからもしばらくはキャリーから出てこず、こちらの様子をうかがっていた。
その日からの1週間の記録は、別の記事に書いた。
これから子猫を迎える人へ

こうして並べてみると、揃えるものはそんなに多くない。
ゲージとトイレとベッド、フードと給水器、それからブラシがあれば、暮らしは始められる。
合計で、2万円ほど。
大事なのは、たぶん、揃えるものの値段でも種類でもなく、 用意する時間そのもの なのだろう、と思う。
カウントダウンサイトを作って、毎日「あと何日」を眺めて、ホームセンターを歩きまわって、夜にAmazonで給水器を比較する。
そういう時間のなかで、家族のなかにだんだん「猫を迎える」気持ちが整っていった気がする。
16年前にちゃんタビを迎えたときも、たぶん同じように、何かを用意していたんだろうな、と今になって思う。
もう細かいことは覚えていないけれど。
これから子猫を迎える方の、何かの参考になれば嬉しいです。

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